黄金の七人

1965年のイタリア映画で、銀行強盗をテーマにしたコメディ映画です。音楽がとても有名で、映画を観ていなくても音楽は知っているという人も少なくないのではないでしょうか。この映画は、銀行の地下金庫におさめられた大量の金を奪う所から始まります。泥棒の天才教授と、彼と手を組んだ7人の集団による泥棒です。女は銀行内にさりげなくカメラを仕込んだハンドバッグを置いて監視の位置を確認し、男たちは工事を偽装して白昼どうどうと地下に穴を掘り進めます。そして大量の金塊を強奪することに成功しますが、問題はそこからで…。この映画は、前半と後半で面白さが違います。前半の銀行強盗のくだりは、クライムサスペンスです。そのたくみであざやかな手口に舌をまき、60年代なら本当にこうしたら強盗できてしまうのではないかと思うほどの鮮やかなものでした。そして金塊の強奪に成功した後半になると、物語お展開が変わります。仲間割れをはじめて、金の奪い合いになるのです。これが前半のクライムサスペンス的な展開とはうってかわって大変にコミカルに描かれていて爆笑ものでした。「ルパン3世」はこの作品をモチーフとして作られたと言われていますが、たしかに天才的な大泥棒が、お色気満載の悪女にだけは弱くて彼女に振りまわされてしまうモチーフなどはそっくりでした。