2001年宇宙の旅

 1968年公開の、アメリカ製のSF超大作です。映画は3部に分かれています。最初は類人猿の時代で、彼らが黒くて幾何学的な形状をした石のような奇妙な物体を発見する事から始まります。そして、彼らは人間へと進化します。第2部以降は、人類が宇宙へ進出するようになった時代の話となります。宇宙でも黒くて奇妙な物体が見つかり、その物体は木星に向けて信号を発します。そこで人類は木星に調査団を派遣しますが、宇宙船の人工知能が暴走し、乗組員が犠牲になります。ひとり残された船長が目にしたものは…。
 この映画の原作はSF小説の大家アーサー・C・クラーク、監督はスタンリー・キューブリックです。SF映画の傑作のひとつと言われている作品です。大まかにあらすじを書いてみましたが、これは私の解釈で、映画の中ではナレーションなどもあまりないので、かなり解釈に差がつくと思います。また、そういう色々な解釈をしてもいいように作ってある、ある種のアート・フィルムであるとも思いました。宇宙で星々が高速で流れて、不可思議な音楽が流れるシーンは、ストーリー上はそれほど深い意味があるとは思えませんでしたが、しかしこのシーンはSF映画の中でも屈指の名シーンと思えます。この映画に秘められたメッセージが何であるか、これを読み解く映画だと思いました。